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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【実践PR講座 その26】PR成功のカギ!「When・Where・How」をどう考えるか

これまで3回にわたり、PR戦略の基本となる5W1Hのうち、「What(何を)」「Who(誰に)」「Why(なぜ)」の3つについてお話ししてきました。今回は、残りの「When(いつ)」「Where(どの媒体に)」「How(どのように)」について解説します。

 

PR会社はクライアントの方針を踏まえ、「When(いつ)」「Where(どこに)」「How(どのように)」の3要素を軸に戦略を提案する役割を担っています。「What」「Who」「Why」についてもアドバイスできますが、それはあくまでクライアントの考えをもとにした調整です。一方で、「When」「Where」「How」はPRの成功を大きく左右する要素であり、PR会社が最も力を入れるポイントでもあります。

 

「When(いつ)」— PRのタイミングが成功を決める

PRにおいて最適なタイミングを見極めることは非常に重要です。どんなに魅力的な情報でも、発信のタイミングを誤るとメディアに取り上げられにくくなります。そのため、PR会社は戦略的にスケジュールを組み、計画的に進めていきます。

しかし、現実にはクライアント側の事情でスケジュールが遅れることも少なくありません。例えば、社内の承認に時間がかかる、準備が間に合わないなどの理由でPRの発信が遅れると、せっかくのチャンスを逃してしまうこともあります。PR会社としては、クライアントの事情とはいえ、スケジュールの遅れによる影響を考えると責任を感じるものです。

 

「Where(どこで)」— 適切な媒体を選ぶ重要性

クライアントから「このメディアに紹介されたい」という要望を受けることはよくあります。しかし、そのメディアがターゲットに合っているとは限りません。

例えば、若者向けの商品・サービスなのに「テレビで紹介されたい」という希望がある場合、注意が必要です。現在の若者はテレビをあまり見ないため、SNSを活用したPRのほうが効果的です。実際、最近のテレビ番組はSNSで話題になった情報を取り上げることが増えているため、まずSNSでバズを生み、それがテレビに波及する流れを狙うのも一つの手です。ターゲットに最適な媒体を選ぶことが、PR成功の大きなカギとなります。

 

「How(どうやって)」— PRの手法と予算のバランス

「How」は、PR会社が最も力を入れる部分であり、具体的な企画や施策を考えるフェーズです。


ここで欠かせないのが「How much(いくらで)」という視点です。PRにはコストがかかるため、予算に応じた施策を選ぶ必要があります。予算が多ければ幅広い施策が可能ですが、限られた予算では優先順位を決めて戦略を立てなければなりません。


また、「How」はPR会社だけが決めるものではなく、クライアントと共に考えることが重要です。クライアントの意見を取り入れつつ、効果的なPR施策を練り上げることで、より実現性の高い企画が生まれます。一方で、PR会社任せにするのも、逆に自社の考えに固執しすぎるのもよくありません。柔軟に意見を出し合うことで、最適なPR施策を導き出すことができます。

 

PRを成功させるには、「When(いつ)」「Where(どこで)」「How(どのように)」を戦略的に考えることが不可欠です。


  • 「When(いつ)」 → 最適なタイミングを見極める

  • 「Where(どこで)」 → ターゲットに合った媒体を選ぶ

  • 「How(どうやって)」 → 予算や目的に合わせた手法を考える


これらの要素をしっかりと整理し、クライアントとPR会社が協力しながら最適な戦略を構築することが、成功への近道です。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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