PR戦略についてこれまでお話ししてきましたが、実際のPR活動にはどのような手法を使えば良いのでしょうか?
広告業界では、PRは一般的にパブリシティのことを指します。
つまり、メディアを通じて自社の商品やサービスを紹介してもらうことがPRと考えられてきました。なので、私が会社入ったころからの仕事は、メディアに取り上げてもらうための企画を考えたり、アクションを起こしたりすることを主にしてきました。
しかし、インターネットの普及により、メディアの多様化が進んでいます。そのため、単にパブリシティだけでPRをするのは難しくなっています。特に若者は新聞やテレビをあまり見なくなりましたが、その代わりにSNSやウェブで情報を入手することが一般的になっています。
そこで重要なのが、「誰に」「何を」伝えるかを考え、適切なメディアを選ぶことです。また、パブリシティに取り上げられやすい内容であっても、すべてが記事になるわけではありません。
そのため、PRを成功させるためには特定の条件を満たす必要があります。
PRは商品の特性やターゲットに合わせてストーリーを組み立て、正しいメディアを使って行うことが重要です。また、口コミもPR活動の一環として有効です。例えば、子供向けのPRなら学校やPTAを通じて情報を広めることも効果的です。
メディアを使ったPR活動だけが成功の鍵ではありません。様々な方法がありますので、次回以降では具体的なメディア掲載の考え方についてもお話ししていきます。
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