前回、メディアにプレスリリースを送ることがパブリシティ活動であると話しました。しかしながら、いくらリリースをメディアに送っても紹介してもらえるわけではありません。
メディアに取り上げられるためには、どのようにプレスリリースを作成すれば、いいのでしょうか?
プレスリリースを作成する場合、3つの要素が含まれていれば、メディアに取り上げられる可能性が高くなります。それは、「新しいこと」、「おもしろいこと」、「役に立つこと」です。この3つの要素がすべてそろっていれば、ほぼPRは成功するといえるでしょう。
例えば、AIを駆使した無人自動車が新発売されるというリリースを配信するとします。これまでAIの無人自動車はこの世に存在しないのであれば、「新しいもの」になります。また、AIが自動車を運転できるということはSF映画のようなので「おもしろいもの」です。そして、自動運転が実現すれば、高齢者による事故の軽減や身体障碍者のような運転ができなかった人でも自動車を持つことが可能になり、「役に立つもの」になります。
ただし、現実的にはこのように3つの要素がすべてそろうことは、ほとんどありません。したがって、3つの内1つでも当てはまるのであれば、メディアPRを実施してみるのも一つの方策になりえます。
無料でメディアに取り上げられるわけですからその効果は高いので、PR策を考えるときに広告を行う前にこの商品はメディアPRに向いているか考えてみる必要はあると思います。
実際のマーケティングでは、PRと広告を連動させるような方策が使われることが多いですが、費用が限られている場合は、メディアPRを検討してみることは重要と思います。
次回から、この3つの要素それぞれについて解説していきます。
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