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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【実践PR講座 その30】PR講座・最終回:知らないことから始まるPR戦略


これまで基礎講座・実践講座を通じて、PRの戦略や具体的な手法について解説してきました。今回で伝えたい内容はほぼお話しできたと思いますので、この実践PR講座は今回が最終回となります。


全体を計画的に進めたわけではなかったため、まとまりが欠ける部分もあったかもしれません。これは、書くことに不慣れだったことや、書きながら伝えるべき内容を整理していたことが理由です。至らない点があったかと思いますが、ご容赦いただければ幸いです。


基礎講座・実践講座を通じてお伝えしたかったPRのポイントは、以下の5つに集約されます。


  1. 伝えたいことをPRするのではなく、相手が知らないことをどう伝えるかを考える。

  2. PR戦略や伝える内容は、5W1Hで整理する。

  3. 情報をストーリー仕立てにすることで、分かりやすく、共感を得やすくする。

  4. WEBを活用しないPR戦略は、成功が難しくなっている。

  5. ターゲットに寄り添ったPRが重要である。


特に1の「知らないことを伝える」視点は、私自身の考え方です。このブログのタイトル『無知の玉手箱~知らないから始まるマーケティング~』にもあるように、「知らない」ということこそ、すべての始まりだと考えています。

人は知らないからこそ、新たな情報に興味を持ちます。すでに知っていることでも、別の切り口を知ることでより深く関心を持つこともあります。つまり、「知らないこと」に焦点を当てることで、マーケットを無限に広げる可能性が生まれるのです。


もし、このブログを参考にPRを実践し、成果が出た場合はぜひお知らせください。うまくいかなかった場合も、何が問題だったのかを一緒に分析し、次のPR戦略に生かしていければと思います。


定期的な講座はこれで終了しますが、今後もPRのトレンドや新たな情報があれば、このブログで発信していく予定です。

長らくご愛読いただき、ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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