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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】休日のPRの仕事

執筆者の写真: 橘川 徳夫橘川 徳夫

PRイベントなどが日程の関係から休日に実施することがよくあります。私は社長なので、人が足りなければ、休日でももちろん仕事はします。


お正月の三が日にPRイベントで仕事をしたこともあります。このときは、さすがにこんな日にやらなくてもいいじゃないかと思ったこともありました。


テレビは毎日放送していますし、新聞も毎日発行されています。なので、テレビ局・新聞社は、休みなしで仕事をしていますが、記者は、交代でお休みをとっているはずです。ですが、テレビや新聞の人以外の方は、休日よりも平日に取材をしたいような気がします。


当然、PR会社でも代休などを交代に取ってきちんと休日を取るようにしていますのでご安心を。


ところで、休日のPRイベントは効果があるのかというと、実は微妙なところです。


土日のファミリー客層を狙ったイベントであれば、休日での開催もやむを得ないのですが、通常のPRイベントを休日に行うとテレビへの露出が厳しくなります。


なぜなら、土日は平日のような情報番組が少なく、またニュース番組も1週間を取りまとめた内容が主流となっているからです。日曜日にPRイベントを実施すれば、翌日の情報番組に紹介されるので問題ないのでは?と思われるかもしれません。しかし週末の情報はたくさんあるので、それらのイベントに対して話題性で上回るインパクトがなければなりません。でなければ埋もれてしまうでしょう。よほど内容に自信がなければ、メディアに取り上げてもらうのは難しくなると考えておいたほうが良さそうです。


私は、テレビ放送を狙ったPRイベントを考えるのであれば、できるだけ火曜日から木曜日に実施することを提案しています。少しでも露出の可能性を高くするため、そういったアドバイスは、「なるほど」と感心されることもあります。


とは言っても、入念に準備して平日に実施しても、偶然に様々な他のPRイベントと重なってしまい、取り上げられなかった……というケースも考えられます。


こうしたことから、休日のPRに関してはいろいろと考えなければいけないことがあるので、悩ましいのです。もっとも、正直に言えば休日は休みたいのが本音なのですが、記者やPRイベント主催者の方もそう思っているんじゃないでしょうかね?

 

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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