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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

執筆者の写真橘川 徳夫

【PRコラム】横文字が多くても意味わかりますか?

以下の文章の意味が分かりますか?

 

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現代のマーケティングでは、ROIを最大化するために、SEOやSEM、SNSの活用が欠かせません。InstagramやTwitter、Facebookを通じて、ターゲットオーディエンスと直接コミュニケーションを図り、ブランドロイヤリティを築くことが重要です。CTRやCPA、CPCといったKPIを定期的にモニタリングし、A/Bテストを活用して広告やランディングページを最適化しましょう。また、CRMシステムを導入して顧客データを一元管理し、パーソナライズド・マーケティングを実施することで、LTVを最大化し、顧客満足度を向上させることができます。さらに、マーケティングオートメーションツールを活用することで、メールマーケティングやリードナーチャリングを効率化し、コンバージョン率の向上が期待できます。これらのデジタルマーケティング戦略を組み合わせることで、競争優位を確立しましょう。

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この文章は、私がAIを使って、横文字をたくさん用いたマーケティングについて作成してもらった文章です。ここまで横文字が多い資料は極端ですが、誰もが一度はこうした横文字が多すぎる文章に出くわして困惑してしまった経験があるのではないでしょうか?


こういう文章を見ると、思わず反射的に「もっとわかりやすく説明しろ!」と突っ込みたくなってしまいます。ただ、少しその前に考えておきたいのが、なぜこうした横文字の専門用語がなくならないのか……という問いです。


誰もが相手にマウントをとりたいがために横文字を好んで使うわけではありません。その業界特有の抽象的な概念を、スッキリ言い表せると考えた人が多かったからこそ、こうした横文字が流行するのです。


たとえば、検索エンジンに対して最適な対策を施すことを「Search Engine Optimization」、略して「SEO」と言い表しますが、ほんの10数年前までは、「エスイーオー」と言われても何のことかわからない人のほうが圧倒的に多かったでしょう。ですが、今ではマーケティングに携わる人の間では「SEOって何?」と聞くような人はほぼいません。日本語の対訳を作り出すのがしっくりこないため、英語の頭文字をとって「SEO」と呼ぶことが便利だから普及してきたわけです。


とはいえ、私も横文字は得意というわけではありません。経営学やマーケティングに関わる本を読んでいると、横文字やカタカナ文字が多くて閉口することもしばしばです。そういう時はどうするのかというと、スマホで「ググる」わけです。すると大抵のキーワードはすでに誰かがネット上でわかりやすく説明してくれています。


皆さんもこういう横文字を嫌うのでなく、積極的に知ろうという意欲をもったほうが、知識も広がりますし、他人から最先端の事情に通じた人だと一目置かれるかもしれません。しかし、中途半端な理解のうちに使いどころを間違えると、反対に尋ねられてしまって困る……ということにもなりかねないので、使う時はTPOに注意したほうがいいかもしれませんね(笑)。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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