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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

執筆者の写真橘川 徳夫

【PR講座 第13回】プレスリリースの要素「おもしろいこと」

更新日:10月28日

前回は、プレスリリースでメディアに取り上げてもらうためには、「新しいこと」を伝えることが大切だとお話ししました。今回は、「おもしろいこと」について考えてみましょう。


「おもしろいこと」とは、個人の感じ方によって異なります。例えば、子供が笑うようなことでも、大人にとっては面白くないかもしれません。


英語で「interesting」という言葉は、「興味を引く」という意味もあります。日本語では古くから「おかし」という言葉も、「趣がある」という意味があります。

ですから、「おもしろいこと」とは、相手にとって笑える内容だけでなく、興味を引く内容や何かしらの趣がある内容を指します。


商品やサービスをPRする際には、既に知られているものでも興味を持ってもらうために工夫が必要です。そうしないとPRの効果が薄れてしまいます。


PR会社の仕事は、おもしろいアイデアを考えて、興味を引く内容を伝えることです。例えば、私が行ったPR事例で、男性向けにクリスマスブーケ教室を開催するといった企画を行ったことがあります。当時は、フラワーアレンジ教室に通うのは女性というイメージがあったため、新鮮で興味深いものとしてメディアに取り上げられ、結果的に知名度を高める効果がありました。


このように、おもしろいアイデアを取り入れることで、知られていない情報や新しい視点を伝えて興味を引きます。


PRの鍵は、自分たちでおもしろいコンセプトを考えることです。コンセプトが思い浮かばない場合は、ぜひPR会社に相談ください。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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