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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

【PRコラム】新年あけましておめでとうございます。

執筆者の写真: 橘川 徳夫橘川 徳夫

新年あけましておめでとうございます。


私の正月はと言えば、箱根駅伝の観戦が最大の楽しみになっております。もちろんわが母校の中央大学を応援するのがメインとなりますが、いろいろなドラマや他校のエースの走りを観て熱くなることもあります。


ここ数年1月2日に仕事があって、往路を全て観戦することができずもやもや感があったのですが、今年はようやく往路をしっかりテレビで観戦することができて楽しかったです。


中大は、往路2位、復路13位、総合5位という成績で、自分の予想よりもよい成績結果でした。特に往路でトップを走っている姿は、応援にも熱が入りました。途中ハラハラする場面もありましたが、戦前の予想を大きく覆す好結果に、早くも今から来年の箱根駅伝が楽しみになっています(気が早いですかね?)。


駅伝の結果はどうであれ、応援できる喜びは代えがたいものがあります。前にもお話したように、私はもっぱらテレビが駅伝を観戦します。最近ではインターネットの普及から、ランナーの現在位置や通過順位、通過タイム、区間順位などをリアルタイムで把握できるようになっているので、熱心な駅伝ファンには本当によい時代となったものです。私もちょくちょくネットで中継ページにはりついては、トップとのタイム差や、母校と競っている大学が近づいてくると思わず応援に熱が入ってしまうこともあります。


PRの観点から言えば、お正月の箱根駅伝は、必ずその年の上位に入る視聴率番組であり、沿道の観衆もかなりの人数ですから、多くの人に大学を知ってもらう絶好のイベントになります。競技結果が良かった場合は、なおさらその学校のイメージアップにつながることでしょう。


一方、結果が悪かった場合は、どの大学でもSNSなどで非難や中傷コメントを書き込む心ないファンがいます。これには、毎年とても残念な気持ちになります。大学の選手は、駅伝に限らずプロではありません。あくまで教育の一貫として競技に参加しているわけです。したがって、外部の人間が勝った負けたを大学生たちに向かってとやかく言う資格はありません。一番悔しい思いをして、落ち込んでいるのは選手自身ですから、彼らを精神的に追い込むような投稿内容は、選手をいたずらに苦しめる結果になるだけです。


その大学のOBなので、悔しい気持ちは十分に理解できますが、それは自分の胸の内や親しい人の間にとどめるようにして、選手たちを温かい目で見守り、来年に期待するように応援するのがアマチュアスポーツの応援のスタイルだと思います。

 

新年の誓い……というよりも駅伝の話になってしまいましたが、此の【PRコラム】では、今年もこんな感じで自分の思ったことやPRについて考えたことなどを率直にお話していきたいと思います。


本年も引き続きよろしくお願いいたします。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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