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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

執筆者の写真橘川 徳夫

【実践PR講座 その11】無関心層に届く!ペルソナに響くコンテンツ制作の3つの秘訣

前回は、ペルソナの設定について、お話をしてきました。今回はペルソナに響くコンテンツ制作のポイントについてお話をいたします。


設定したペルソナに基づいてどのようなコンテンツを制作するかが今後のPR活動に大きく影響してきますので、ペルソナに寄り添ったコンテンツは、ただ情報を伝えるだけでなく、彼らのニーズや価値観に共感し、購買意欲を引き出す力を持っています。

 

1.ストーリーテリングを活用する


感情的に訴えかけるためには、ストーリーテリングが有効です。ペルソナが共感できる物語を通して商品やサービスを紹介することで、自然に関心を持たせることができます。商品やブランドの「ストーリー」を伝えることで、感情的なつながりを築き、ペルソナの購買行動を促すことができます。


例: 「仕事に追われているあなたでも、1日5分でできる簡単なフィットネスプログラム。通勤中でもできるストレッチ法で、ストレス解消と健康管理が両立できます。」


このように、ペルソナのライフスタイルや感情に寄り添ったストーリーを作り出すことで、無関心層にも関心を持ってもらえる可能性が高まります。

 

2.視覚的なコンテンツの強化


現代の消費者は、文字だけの情報よりも視覚的なコンテンツに引きつけられる傾向があります。ペルソナがよく使うSNSやプラットフォームに合わせて、ビジュアルコンテンツを強化することが大切です。例えば、短い動画やインフォグラフィックを使って、ペルソナが理解しやすい形でメッセージを伝えるのも一つの手です。

 

3.インタラクティブな要素を取り入れる


ペルソナが無関心層である場合、情報をただ一方的に伝えるのではなく、彼らが参加できる体験型コンテンツを提供することが効果的です。例えば、クイズやアンケート、ライブ配信などを通じて、ペルソナがアクティブに関わる機会を作り、興味を持たせることができます。

 

ペルソナ分析は一度設定したら終わりではありません。市場や消費者の行動は常に変化しているため、定期的にペルソナを見直し、実際のデータに基づいて調整していくことが必要です。ペルソナのニーズや行動の変化をしっかりと把握し、それに合わせたコンテンツ制作を続けることで、無関心層への効果的なアプローチが可能になります。


まとめ


ペルソナ分析をさらに深掘りし、無関心層に響く具体的なコンテンツ制作の方法を考えてきました。ペルソナの行動パターンや感情、ニーズをしっかりと理解し、それに基づいてストーリーテリングやビジュアルコンテンツ、インタラクティブな体験を取り入れることで、無関心層にも関心を持ってもらえる可能性が広がります。

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著者・橘川徳生 プロフィール

中央大学経済学部を卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、1990年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わる。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案し。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングが好評を得ている。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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