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無知の玉手箱
~知らないから始まるマーケティング~

これまで、PR戦略やその方法、またPRに頼らない手法などについてお話ししてきました。では、実際にPR会社に依頼すると、どんなサポートが受けられるのでしょうか?簡単に言えば、これまでこのブログで紹介してきたことを代わりに行ってくれる、ということになります。時系列に沿って具体的にまとめてみます。


1. PR企画の立案

PRを始める前にクライアントの要望をヒアリングし、PRの企画を作成します。

2. PR業務の管理

PRのスケジュールを立て、どの方法や媒体を使うかを決定し、進行状況を管理します。遅れが出ないように調整することも含まれます。

3. プレスリリースの作成・配信

プレスリリースを作成し、適切な配信先を選定して配信します。

4. メディアからの問合せ対応・取材の調整

メディアからの問い合わせに対応し、取材の申込に対する日程調整なども行います。

5. PRイベントの企画・運営

記者発表会やメディア内覧会などのPRイベントを企画し、メディアに案内を送り、運営をサポートします。

6. メディア露出のクリッピング

メディアで紹介された記事やテレビ放送を調査・収集し、報告します。

7. メディアと連携したPR企画の提案

メディアとの強い関係を活かし、総合的なPR方策を提案します。広告を含むあらゆるメディアとの連携が可能です。

 

以上のサービスに加えて、個別のニーズに応じた対応も行っています。例えば、SNS運営の依頼など追加業務も受け付けており、柔軟に対応します。


どのPR会社でもこれらの基本的な業務を提供していますが、特に7番目の「メディアとの連携」には各社ならではの特徴があらわれやすくなります。テレビ局出身者が起業したPR会社なら、主にテレビでの露出を強みにしている一方で、特定の業界に特化したPR会社も存在します。弊社ウインダムは、美術展などのPRに強みがあり、美術系媒体へのアプローチが得意です。医療や海外向けPRを得意とするPR会社もありますので、自社のニーズに合ったPR会社を見つけることが大切です。


PR方策にはさまざまな選択肢があります。信頼できるPR会社に相談し、最適なプランを選んでみてください。もちろん、その際はぜひウインダムも選択肢に加えていただけると嬉しいです!(笑)

 
 

これまでさまざまなPR戦略についてお話ししてきましたが、今回は究極のPR戦略、すなわちブランド戦略についてお話しします。


ブランド戦略に成功すると、特別なPR活動をしなくてもお店や商品を見ただけで消費者が購買してくれるようになります。企業ブランドが世の中で確立された結果、企業名や商品・サービス名称を聞いただけで、消費者はどのような商品やサービスが提供されるか理解できているからです。


例えば、「シャネル」と聞けば、誰もがそれはフランス発の高級ブランドであることを知っています。シャネルの商品を身に着けたいと思ったら、特別な広告を見なくても自らお店に足を運ぶでしょう。


ブランド戦略の狙いは、特別なPRを行わなくても、価格に関係なく消費者が対象となる商品やサービスを積極的に購入してくれることです。これによりPR費用を節約しながら、高収益の商品を販売できます。また、一旦ブランドが確立されると、自社のイメージに合わないメディアへの露出を避けることも可能になり、それがさらにブランドイメージを高めるという好循環も期待できます。


もちろん、ブランドを確立するのは簡単ではありません。一朝一夕で築けるものではなく、時間をかけて消費者に商品やサービスの内容や魅力を粘り強く伝えていく必要があります。そのため、類似商品や他社サービスとの差別化を訴えるPR活動が重要です。その際、ブランド力を低下させる恐れがあるので、安易な値下げは控えたほうがよいでしょう。


自社の商品やサービスに自信があるなら、ブランド戦略を目指すことも良い選択です。ブランドが確立されれば、PR戦略やマーケティング戦略も自社の考え方で進めることができます。道のりは長いかもしれませんが、その先には大きな成功が待っています。

 

 
 

以下の文章の意味が分かりますか?

 

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現代のマーケティングでは、ROIを最大化するために、SEOやSEM、SNSの活用が欠かせません。InstagramやTwitter、Facebookを通じて、ターゲットオーディエンスと直接コミュニケーションを図り、ブランドロイヤリティを築くことが重要です。CTRやCPA、CPCといったKPIを定期的にモニタリングし、A/Bテストを活用して広告やランディングページを最適化しましょう。また、CRMシステムを導入して顧客データを一元管理し、パーソナライズド・マーケティングを実施することで、LTVを最大化し、顧客満足度を向上させることができます。さらに、マーケティングオートメーションツールを活用することで、メールマーケティングやリードナーチャリングを効率化し、コンバージョン率の向上が期待できます。これらのデジタルマーケティング戦略を組み合わせることで、競争優位を確立しましょう。

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この文章は、私がAIを使って、横文字をたくさん用いたマーケティングについて作成してもらった文章です。ここまで横文字が多い資料は極端ですが、誰もが一度はこうした横文字が多すぎる文章に出くわして困惑してしまった経験があるのではないでしょうか?


こういう文章を見ると、思わず反射的に「もっとわかりやすく説明しろ!」と突っ込みたくなってしまいます。ただ、少しその前に考えておきたいのが、なぜこうした横文字の専門用語がなくならないのか……という問いです。


誰もが相手にマウントをとりたいがために横文字を好んで使うわけではありません。その業界特有の抽象的な概念を、スッキリ言い表せると考えた人が多かったからこそ、こうした横文字が流行するのです。


たとえば、検索エンジンに対して最適な対策を施すことを「Search Engine Optimization」、略して「SEO」と言い表しますが、ほんの10数年前までは、「エスイーオー」と言われても何のことかわからない人のほうが圧倒的に多かったでしょう。ですが、今ではマーケティングに携わる人の間では「SEOって何?」と聞くような人はほぼいません。日本語の対訳を作り出すのがしっくりこないため、英語の頭文字をとって「SEO」と呼ぶことが便利だから普及してきたわけです。


とはいえ、私も横文字は得意というわけではありません。経営学やマーケティングに関わる本を読んでいると、横文字やカタカナ文字が多くて閉口することもしばしばです。そういう時はどうするのかというと、スマホで「ググる」わけです。すると大抵のキーワードはすでに誰かがネット上でわかりやすく説明してくれています。


皆さんもこういう横文字を嫌うのでなく、積極的に知ろうという意欲をもったほうが、知識も広がりますし、他人から最先端の事情に通じた人だと一目置かれるかもしれません。しかし、中途半端な理解のうちに使いどころを間違えると、反対に尋ねられてしまって困る……ということにもなりかねないので、使う時はTPOに注意したほうがいいかもしれませんね(笑)。

 
 

著者・橘川徳夫 プロフィール

顔写真 (2).jpg

中央大学経済学部卒業。大学時代は、落語研究会に所属するほどの話好き(うるさいというのが周りの評価?)。座右の銘は「無知の知」。大学卒業後、電力会社や生命保険会社での勤務を経て、2001年ウインダムに入社。過去の様々な業務経験を活かして、PR業務に携わってきた。

落語研究会で養った自由な発想をもとに、様々なPRやマーケティング企画を立案。業務を通して蓄積した広範な業務知識をベースに、独自のPRコンサルティングがクライアントに好評を博している。趣味はランニングと読書。本から新たな知識を見つけたり、ランニング中にアイデアを思い浮かべる。

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