ウインダムの考えるPRとは?
PRのための基礎知識
PRとはPublic Relations(パブリック・リレーションズ)の略称です。日本パブリックリレーションズ協会によると、
パブリックリレーションズ(Public Relations)は20世紀初頭からアメリカで発展した、組織とその組織を取り巻く人間(個人・集団・社会)との望ましい関係をつくり出すための考え方および行動のあり方である。日本には第2次世界大戦後の1940年代後半、米国から導入され、行政では「広報」と訳されたのに対し、民間企業では「PR(ピーアール)」という略語が使われてきた。しかしその後「PR」は「宣伝」とほとんど同じ意味で使われるようになり、本来持っていた意味から離れてしまった。そのため多くの組織では、その職務を「広報」と呼ぶことが多くなっている。
と説明されています。
ただし、実際のマーケティングコミュニケーション上では、新聞、テレビ、雑誌、SNSといった各メディア媒体で記事掲載や放送、情報拡散などを通じて活動内容を紹介してもらうパブリシティ活動を示すことが一般的です。
パブリシティ掲載の条件
わたしたちウインダムは、パブリシティ記事が紹介されるためには、ニュースソースとして伝えたい情報を、以下の3つの点に注力して提示することが必要であると考えています。
1. 新規性
業界初の新商品や新サービスなど「初めて」であることは、PRソースとして何よりも強力なアピールポイントとなります。その反面、過去に似たような商品やサービスがすでに存在する場合、新規性が薄れることから、各媒体で取り上げられるためには追加の工夫が必要です。既存の商品やサービスとの差異を明確にした打ち出しや、②の大衆性や③の社会性などを加味してプレゼンテーションを行う必要があるでしょう。
2. 大衆性
大衆性とは、広く一般の人の興味・関心を引くような内容であるかどうかです。多くの人々が面白いと感じるものや、他人と情報を共有したくなるような内容などがそれに当たります。例えば、“一番大きい”“一番速い”、あるいは“かわいい”“有名である”といった、誰もが面白いと感じる切り口を持った情報がこれに当たります。仮にコンテンツに十分な大衆性が確保できない場合でも、話題のタレント・有名人を発表イベントに起用することで、各メディア媒体を引き付けるだけのニュース性を確保することが可能です。ただしその場合、登壇した有名人にのみ注目が集まってしまい、PRしたいプレゼンテーション内容そのものが効果的に伝わらないリスクもあります。
3. 社会性
たとえ新規性と大衆性があったとしても、差別的・反社会的な内容であったり、あまりに広告宣伝的であった場合、信頼性が欠ける情報となってしまい、各媒体が記事として取り上げにくくなります。ニュースソースとしての価値を高めるため、公共性を考慮して社会に有益な情報であることが必要となるでしょう。